食事のまともな写真は撮り忘れたので、食後の凄惨な風景を。青空の下、寺の外で食べるので机に新聞紙を引いて簡単に食事するスタイルでしたが、スープや上の写真にも写っているマナガツオのような巨大な魚の丸揚げの甘酢あんかけ、肉料理3品、麺類2品、煮物3品というフルコースでした。ご馳走様でした。
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本日はいつも同じものを食べてしまう自分にカツを入れる意味も込めて、Tosaiを注文。Tosaiと書いてドセーと発音するみたい。タミル語は全然分からないので発音も意味もよく分かりませんが、アルファベット通りに読んで注文したら「ああ、ドセーね、はいはい」と訂正されました。あはは。
ドセーはちょっと酸味があるインド風クレープみたいな食べ物で、ロティチャナイやナンとは違って、ドロドロの液体を鉄板でクレープのように薄く延ばして焼いたもの。クルクルっと巻いたものをテーブルに運んできてくれました。これもやっぱりカレーなどと一緒にサーブされます。お皿のソース類の左端にみえる白い物体は、何という名称なのか分かりませんが、豆をひいてにんにくや唐辛子と一緒にあえたような不思議な食べ物で、とても美味しかった!一見白くてサッパリして見えますが、大量のにんにくと青唐辛子が入っているようで辛くて臭い。でもこれが美味しいんだなあ。これにミルクティーで50円ほど。Tosaiも美味しかったけれど、私はどちらかというとTosaiよりはRoti Canaiのほうが好きかなぁ。
Tosaiやロティチャナイを作る作業台は大抵お店の入り口付近にあって、道行く人を誘惑する状態にあります。歩きながらクルクルと伸ばされるロティチャナイを横目で見たら、思わずお店に入ってしまうというもの。焼きあがったロティチャナイは給仕のお兄ちゃんが丸いまな板で細切れにチョップして手際よくお皿に乗せて客席へ運ばれていきます。「写真を撮ってもいい~?」と聞くと大照れしながらも「かっこよく撮ってよ!」と注文をつけてました。
朝から濃厚な甘さのアイスコーヒーを愛飲するようになってしまった私。中華系コーヒーショップ以外では全く飲まないのですが、コーヒーショップに行くとつい飲んでしまいます。雲呑麺も何ヶ月ぶりかに食べました。昔は毎日でも食べていたけれど最近はご無沙汰でした。やっぱり改めて美味しいなぁと思いました。
雲呑麺といえば、この青唐辛子の酢漬けと一緒に食べるのが定番。雲呑麺を注文すると、大き目の青唐辛子の酢漬けを輪切りにしてこちらの中国醤油(日本の醤油ほど塩分が高くなくちょっと甘みがある)を掛けたものを小皿に別添えでサーブするのが普通。この唐辛子をちょいちょいと麺に乗せて一緒に食べると美味しいんだなあ。この唐辛子はほとんど辛味がないので誰でも楽しめると思います。
以前にもNando'sの記事をアップしましたが、Nando'sはポルトガル発祥のチェーン店らしいけれど、店内もやっぱりポップでなんだか可愛い。未だにバレンタインセットをズルズルと発売し続けていて、店内はハートのバルーンがゴロゴロ転がっていました。
*過去記事「Nando's Grilled Chicken」
バルサミコビネガーのドレッシングが掛かったサラダも美味しかったな。こういう洋食を食べる機会はほとんどないのでよーく噛締めて味わいました。
*過去記事
「DOME Cafe」
「DOME Cafeでサラダランチ」
お店は中華スタイル。動きやすい作業着みたいな色気のない服を着た女性たちがテキパキと注文を取りに来てくれます。店名に拉面とあるぐらいなので拉面が売りみたい。厨房ではバシンバシンと麺を豪快に打っています。ドーを両手で引き伸ばしてそれをグルグルと絡ませながら伸ばしていくいわゆる本当の“拉面”です。麺を打つ様子を見ていたら食べたくなってしまったので、坦々麺(四川スタイルラーメン)と小龍包を注文。両方ともとっても美味しかった!小龍包は一見あまり美味しそうに見えなかったんだけど、豚肉の餡がジューシーでお肉独特の匂いもなくてとても美味でした。四つ入りで210円程。坦々麺のほうは独特の癖になる味。麺は勿論美味しかったんだけど、薄っすらとした甘さとろみのある辛いスープ。これに胡麻の味が利いててとても美味!パクチーのアクセントも絶妙。食後大分経ってもまだお腹の中がホカホカしていた刺激的な坦々麺でした。満腹になって完食できなかったのが残念。また食べたいな。こちらは一杯300円。他にも麺類が何種類かあったので色々食べてみたい~。酸辣湯麺も気になるところ…。
デザートにはマンゴープリンを注文。鮮やかなオレンジ色のマンゴープリンにたっぷりのエバミルクが別添えされてました。ちょっとゼラチンが多めなプリンは固めで、マンゴーとパパイヤらしきフルーツとタピオカが入ってました。なかなか美味しかったけれど甘すぎて食べきれず。残念。
■ 翡翠拉面小龍包 Crystal Jade La Mian Xiao Long Bao
R2 Annexe Block, Lot10 Shopping Centre,
50 Jalan Sultan Ismail, 50250 KL
20円ちょっとのロティチャナイを注文して、デフォルトがこの状態だから、日本のシンガポールレストランとかマレーシアレストランでロティチャナイを食べるのがはばかられるんだよなぁ。
ナシルマといえば、庶民の朝ごはんの定番。RM1(30円)程度で食べられるのが普通なのですが、このおしゃれなMadam Kwan'sで食べると化けも化けたりRM13.20++!実に13倍以上します。美味しいと聞いて食べに行ったのですが、ちょっとだけ期待はずれでした。チキンカレーが冷めていて美味しくなかったし、安い庶民派のサンバルのほうが美味しいなあ~なんて思ってしまいました。もう舌がすっかり庶民派になっているようです。
ナシルマに付いてきたアチャーというマレー風のお漬物。これは美味しかったです。ピリ辛のちょっと酸っぱい味でした。これにアイスレモンティで600円ほど。ぎょえー!日本のランチ並みだよ。
店内はおしゃれな雰囲気の中ローカル食が楽しめるので、日本人駐在員らしき方々も見かけました。ローカルにも人気があるお店のようでウェイティングの列も出来ていました。
■ Madam Kwan's Restraunt
F-052, 1st Floor, Mid Valley Megamall
Mid Valley City, Lingkaran Syed Putra, 59200 KL
こちらではagar agarと言いますが、日本でも寒天商品にアガーというものがありますよね。多分パンダンで味付けして色素を溶かしたシンプルな味の寒天ゼリーだと思われますが、綺麗に作るんだなあと感動。お線香や灰を被ってしまっているので多分このゼリーは食用されないんだと思うと、なんだかもったいないな。
やはり東南アジアのビールは東南アジアの空の下飲むのが一番美味しいような気がしますね。ねっとりと蒸し暑い気候だから、サッパリした薄い感じの喉越しが最高です。日本のビールだとちょっと濃くて重たく感じるかもしれません。
色は真ピンクで怖いですが、味は大変美味しいです。米粉で出来たプルプルの外側はお餅になっていて、中にはしろ豆を荒く潰した甘い餡が入っています。これ何の豆かなあ。白いんげんみたいな大きい豆ではなくて、インド料理に使いそうな小さい豆みたいです。ちょっと古くなってしまったら、お餅が固くなっちゃうので揚げて食べたりもしますがこれまた美味。カロリーが非常に高そうだけどね。
寂しい夕飯だなあ。体に悪いとは思うんだけど、こっちの屋台で買ってきた食事も日本のカップラーメンと同じかそれ以上に体に悪いだろうな、と思えるんだよな~。油っぽいし野菜入ってないし!
私が食べたのは日清の海鮮五目麺。麺がノンフライ麺でツルツルしてて美味しかった。スープもあんかけスープみたいな濃度があって、日本のカップラーメンってすごく進化しているのね!と感動。こちらのカップラーメンは全く具が入っていないので、日本のカップラーメンをあげるととても感動されます。具がすごいっ!って。私も久しぶりに日本のカップラーメンを食べて驚いた!しかし五目って何が入っていたかな?蟹かまみたいなのと、キャベツ、きくらげ、それからなんだろう???海鮮と銘打ってるけど、海鮮部門は蟹かまのみなのか?
インド系の定食屋に行きました。ナシ・カンダールが食べられるお店です。ナシカンダールはインド系の経済飯みたいなもので、好きなおかずを選べるのが楽しい。揚げたエビとか蟹を選ぶと高くなるので「経済飯」にはなりません。とはいえ、揚げた渡り蟹一匹でも300円程度なので、改めて考えるとまぁ経済的か。
大きいナシ・カンダール屋に行くとマレーシアンインド料理のほとんど食べられるようになっています。ロティ・チャナイも沢山のバリエーションがあるし、ママックストール(インド系ムスリムが経営する屋台)風のミーゴレンも注文できるし、チェンドル(パンダン味のところてんみたいな寒天ゼリー入りのおしるこ風)やアイス・カチャンのようなデザートも充実している。焼き物コーナーではタンドーリチキンが美味しそうな姿で並んでるし、一日居座っても楽しいかも、と本気で思えるのだ。
■ Restoran Pulau Pinang Nasi Kayu Nasi Kandar
ss2 Petaling Jaya, Selangor
(ペナンが本店。KL郊外にも沢山支店があります)
夕飯を近所の青空屋台群で食べたとある日。
いった場所は、中華系ばっかりの地域なので、集まる屋台もおのずと中華系ばかりに。好きだからいいのだけれど、時には夜に簡単にママックストール(インディアンムスリムの屋台)でインスタントマギーの焼きそばとかそういうジャンクなものが食べたいな、と思いつついつもの屋台でラクサを注文。
ペナン風のアッサムラクサではなくて、南部のココナツミルクがぷ~んと香るカリーラクサでございます。
小一杯66円。若白髪のお兄さんとその子供たちが一生懸命切り盛りする屋台です。ふと作業台の裏を見ていたら、8歳ぐらいのその店の女の子が他のお客さんから飲み物の注文を取って、飲み物を用意している姿が見えました。他のお客さんが使い終わったコップを小さい手で裏手にさげて、無造作にたらいの水でホイホイとゆすいでおしまい!
勿論そのたらいには、油っぽい麺料理のお皿たちがプカプカ浮いているので、たらいも油が浮いているような雰囲気だったけれど。
汚い!というよりは、これじゃー肝炎とか蔓延するわなぁと妙に納得してしまいました。だからといって気持ちが悪いとか食べるのをやめようとは思わないんですけどね。だってそんなこと真剣に考え始めたら、食べるものがなくなって飢え死にしてしまいそう…。どはー!
ビーフンって美味しいけれど、麺が固まりにならないために油たっぷりで調理するのが難ですな。油っぽいというかカロリーが高そうだ!シンプルなキャベツと豚肉のビーフンでした。豚肉は皮付き豚肉のローストの切れ端を使ってました。
私が好きなベトナムの揚げ春巻きっぽい感じで、春巻きの皮の中には豚ミンチの具がギッシリ。春巻きは一本そのままを食べるのではなくて、斜めに切り分けたものをお皿に乗せて、一つずつ食べます。こちらもやはりチリソースに付けて食べるのが普通。マレーシアンチャイニーズは辛いものが大好きです。
実家の母が作る中華春巻きは、椎茸、きくらげ、人参、長ネギ、豚細切れ、春雨などを炒めて餡でまとめてから包んで揚げた、どろっとタイプ。日本で食べる春巻きのほうが中華っぽいのは気のせい?北京出身の友人が「春巻きは広東の食べ物です」といいながら作ってくれた春巻きは、白菜と豚肉だけのシンプルなものでした。細切りにした白菜と豚バラをよく炒めてからやっぱり片栗粉で餡にしたものを包んで揚げていました。これもシンプルながらとても美味しかったな。
食卓に出すときは勿論もうちょっと仕事をするのですが、祭壇に飾るときはまさに供物、生贄という感じの様相です。平均的にどこの家でも供えられるのが三牲と呼ばれる鶏、鴨、豚です。鶏や鴨は一羽を茹でたり煮たものを供え、豚肉はローストした塊肉などが。時に豚一匹を丸ごと備える場合もあります。仏教を厚く信奉する家庭では三牲は備えられないことが多いですな。
ヤムケーキと呼ばれるヤム芋と豚肉などが入った液状のものをじっくり蒸して出来た食べ物です。なんというのか小麦粉で作ったお餅みたいな食感で、角切りにされたヤム芋とペースト状のヤム芋に混じって豚肉の細切れや干し海老などが入っています。これは薄くスライスして油で揚げたものを、にんにくがきいたチリソースにディップしておやつとして食べることが多いです。癖になる味!
肉団子は福建系の正月の食卓には欠かせない一品。まあるい形が愛される理由。一家団欒のリユニオンディナーには外せません。よく私の祖母が作ってくれた肉団子にそっくりなので、食べるたびに在りし日の祖母を思い出す懐かしい味です。